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Q1

妊娠を望む健康なカップルが、ある一定期間性生活をおこなっているにも関わらず妊娠しない場合、「不妊症である」といわれます(日本産科婦人科学会の定義)。さて、この「一定の期間」とは?

  • 6ヶ月
  • 1年
  • 2年

1年

通常は1年で約80%、2年で約90%のカップルが妊娠するといわれています。

Q2

マスターベーションしすぎると妊娠しにくくなる?

  • ×

×

男性も女性も、やりすぎたからと言って体に害はありません。精子は常に新しく作られており、マスターベーションによってなくなることはありません。

Q3

性感染症には予防接種が効く?

  • ×

×

性感染症やHIVは主に血液と精液、腟分泌液に含まれるウィルスが、相手の性器や喉、傷口に入ることによって感染します。コンドームを使うと、体液が体の中に入ることが防げます。

Q4

1回のセックスで放出される精子の数は、一般的にはどれくらい?

  • 1~3万個
  • 100~300万個
  • 1~3億個

1~3億個

男性の精子は、毎日作られます。(年齢とともに作り出す能力や質の低下は多少あり、個人差が大きいです。)

Q5

妊娠は、女性のもつ卵子に男性のもつ精子が受精することではじまります。その卵子の数が一番多いのはいつ?

  • 生まれる前(胎児のとき)
  • 生まれたとき
  • 初潮のとき
  • 18歳前後

生まれる前(胎児のとき)

卵子は、女性がお腹の中にいるときに作られます。約20週まで増加し、その後は減少に転じます。生まれた後に新しく作られることはなく、年齢とともに減少し続けます。

Q6

射精後、女性の体内で精子が生きていられる時間はどれくらい?

  • 24時間〜72時間(約1日〜3日)
  • 72時間〜120時間(約3日〜5日)
  • 120時間〜168時間(約5日〜7日)
  • 1週間〜2週間

72時間〜120時間(約3日〜5日)

腟に射精された精子は、子宮頸管と子宮を通って、卵管へと進み、排卵された卵子がやってくるのを待ちます。卵子を見つけ、結合するために最大約5日の猶予があります。ちなみに卵子については、排卵後、受精が可能な時間は数時間から1日と言われています。

Q7

クラミジアや淋病などの性感染症に感染すると、将来不妊症の原因となることがある。

  • ×

性感染症は卵管や精管の癒着や閉塞などを引き起こし不妊症の原因となる場合があります。

Q8

女性が低容量ピルを常用していると、将来妊娠しづらくなる可能性がある。

  • ×

×

逆に低用量ピルは、妊娠しづらくなる子宮内膜症の予防や改善に効果があります。

Q9

不妊の検査や治療を受けたことのあるカップルはどのくらい?

  • 約3.3組に1組
  • 約4.4組に1組
  • 約5.5組に1組

約4.4組に1組

不妊を心配したことのあるカップルの割合は、約4割と言われています。

※「第16回出生動向基本調査」国立社会保障機構・人口問題研究所「(結婚と出産に関する全国調査)夫婦調査の結果概要」(2021年) 50歳未満の既婚女性(初婚同士の夫婦)を対象に調査

Q10

日本で最初に体外受精で赤ちゃんが誕生したのは何年?

  • 1973年(昭和48年)
  • 1978年(昭和53年)
  • 1983年(昭和58年)

1983年(昭和58年)

1983年(昭和58年)、体外受精により女児が誕生しました。(世界では、イギリスで1978年)

Q11

2021年に体外受精で生まれた子供の割合はどのくらい?

  • 52人に1人
  • 32人に1人
  • 12人に1人

12人に1人

2021年に体外受精など高度生殖医療によって69,797人の子供が生まれました。(日本産科婦人科学会発表)全国の出生児における割合でいうと、約11.6人に1人です。

図:高度生殖医療技術(ART)で生まれた子供の数(推移)2021