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妊娠後の体調や赤ちゃんのために、妊娠前から準備を

妊娠する前の食生活が大事なのは、妊娠した場合の体調をととのえるため、また、おなかの赤ちゃんのために葉酸などの栄養素が必要だからです。妊活中から、そのための準備をしておくことが大切です。

妊活中は「妊娠したあとのため」に食生活に気をつけるのですが、それを「妊娠のため」と勘違いしないようにしましょう。
「これを食べれば妊娠する」といった妊娠率を上げる食品や食事は存在しません。

妊活中の食事といっても、特別なメニューやレシピがあるわけではありません。
一般的に健康によいとされる食生活を心がけましょう。

食生活の基本は、毎日の食事です。1日3食、さまざまな食材を取り入れて、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかりとることが健康な体をつくります。

よくかんで食べる、あまり遅い時間に食べない、スナック菓子などをとり過ぎないといったことも、健康的な食生活に役立つことでしょう。

また、「○○だけを食べ続ける」「○○は絶対に食べない」という極端な食事法は健康を害するおそれがあるので気をつけましょう。

葉酸(ようさん)

妊娠を望んでいる女性が積極的にとりたいものが葉酸です。妊娠初期に葉酸が不足すると赤ちゃんの神経系の発達に影響することがわかっています。

厚生労働省では、妊娠前から葉酸の栄養機能食品(サプリメント)を取り入れることを推奨しています。

カフェイン

カフェインの摂取量と妊娠の関係については数多く研究されていますが、妊娠に有効・不利益という決定的なものはありません。

カフェインはコーヒーだけではなく、紅茶や緑茶、健康ドリンクなどにも含まれています。
カフェインの摂取だけを気にするのではなく、食生活全般について見直すことが大事です。

アルコール

アルコールと妊娠についての研究も多数ありますが、どれくらいの量や期間、摂取すると妊娠に影響するのか(しないのか)というのは明らかになっていません。

妊娠前であれば、適量のアルコールを摂取しても問題ないでしょう。ただし、妊娠がわかったら飲酒は控えましょう。

健康的な体重を維持する

食べ過ぎによる肥満や無理なダイエットによるやせすぎに気をつけましょう。
太りすぎもやせすぎも、妊娠に関係するホルモンの分泌に影響を与えることがあります。

肥満の場合は、流産や早産の可能性が高まり、また妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。
すると胎児の発達が悪くなったり、出産時のリスクが上がったりするので気をつけましょう。

食事とともに適度な運動も取り入れて、適切な体重を維持する意識が大事です。妊娠後の体重管理にも役立ちます。

妊娠のために知っておきたい知識